(2026年3月時点の情報です)
- Unitree R1は身長121cm・重量25kg・26 DOFの超軽量ヒューマノイドロボット
- 側転・バク転・逆立ちが可能な驚異的な運動性能
- 価格は$4,900〜(R1 Air)。G1より58〜74%安い、最も手頃なヒューマノイド
- 2026年4月出荷開始。予約受付中
Unitree R1とは
Unitree R1は、中国Unitree Robotics社が開発した超軽量ヒューマノイドロボットです。身長121cm・重量わずか25kgで、26の自由度を備えています。最大の特徴は$4,900からという価格と、側転・バク転・逆立ちまでこなす圧倒的な運動性能です。
同社のUnitree G1($13,500〜)と比較して58〜74%安く、現時点で購入可能なヒューマノイドロボットとしては最も手頃な製品です。開発者・教育機関・ホビイスト向けのエントリーモデルとして位置づけられています。
Unitree R1 スペック表
| 項目 | R1 |
|---|---|
| 身長 | 121cm |
| 重量 | 25kg |
| 自由度 | 26 DOF |
| 運動能力 | 走行、側転、バク転、逆立ち、スピンキック |
| センサー | 双眼ビジョン、4マイクアレイ、ステレオスピーカー |
| プロセッサ | 8コアCPU/GPU(100 TOPS) |
| AI | 音声認識・画像認識対応 |
| バッテリー | 着脱式クイックスワップ |
| 稼働時間 | 約1時間 |
| ソフトウェア | ROS 2対応 |
| OTA更新 | 対応 |
価格バリエーション
| モデル | 価格 | 特徴 |
|---|---|---|
| R1 Air | $4,900 | ベースモデル |
| R1 Basic | $5,900〜$8,990 | 標準機能 |
| R1 EDU Standard | $10,000〜$12,000 | 教育向け |
| R1 EDU Smart | $15,000〜$19,000 | AI機能強化 |
| R1 EDU Pro | $20,000〜$35,000 | フル機能 |
価格はUnitree公式ショップに基づいています(2026年3月時点)。
Unitree R1の特徴・技術的な強み
圧倒的な運動性能
25kgという軽さを活かし、R1は走行・側転・バク転・逆立ち・スピンキックといったアクロバティックな動きが可能です。これはG1(35kg)やTesla Optimus(57kg)では実現できない、R1ならではの能力です。
G1比で大幅なコストダウン
R1 Airの$4,900は、G1の$13,500と比べて64%安。演算能力は100 TOPS(G1は40 TOPS)とむしろ向上しており、「安かろう悪かろう」ではありません。ROS 2対応により開発者コミュニティのリソースも活用できます。
開発者フレンドリー
ROS 2対応、OTAアップデート、100 TOPSの演算能力により、AIモデルの開発・実験プラットフォームとして優れています。教育機関やロボティクスの研究室での導入を想定した価格設定です。
Unitree R1の最新動向【2026年】
2026年4月出荷開始: R1は2026年4月に出荷が開始される予定です。Unitree公式ショップおよび米国の正規ディーラーで予約受付中。
G1の下位モデルとしてのポジション確立: Unitreeはヒューマノイドロボットを価格帯で階層化する戦略を展開。R1($4,900〜)→ G1($13,500〜)→ H1($99,900〜)のラインナップで、幅広い市場をカバーしています。
G1との比較
| 項目 | Unitree R1 | Unitree G1 |
|---|---|---|
| 身長 | 121cm | 132cm |
| 重量 | 25kg | 約35kg |
| 自由度 | 26 DOF | 23〜43軸 |
| 演算能力 | 100 TOPS | 40 TOPS(標準) |
| 稼働時間 | 約1時間 | 約2時間 |
| 価格(最安) | $4,900 | $13,500 |
| 運動能力 | 側転・バク転可能 | 歩行・階段昇降 |
| ハンド | なし(標準) | Dex3-1(EDU版オプション) |
| 想定用途 | 開発・教育・ホビー | 研究・教育 |
R1はG1より軽量・安価・高運動性能ですが、稼働時間が約1時間と短く、ハンド(手)が標準装備されていない点がトレードオフです。繊細な操作が必要な研究にはG1のEDU版、動的な歩行・運動の研究にはR1が適しています。
よくある質問(FAQ)
Unitree R1の価格はいくらですか?
最安のR1 Airが$4,900(約75万円)です。EDU Proの最上位モデルは$35,000まであり、用途に応じて5つのバリエーションから選べます。
R1とG1のどちらを買うべきですか?
動的な歩行・運動の研究やロボティクスの入門には手頃なR1がおすすめです。物体の操作や繊細なタスクの研究にはハンド付きのG1 EDU版が適しています。予算が$5,000以下ならR1一択です。
R1は日本で購入できますか?
Unitree公式ショップ(海外通販)から購入可能です。G1の日本代理店であるTechShare社がR1も取り扱うかは2026年3月時点で未発表です。
稼働時間が1時間しかないのは短くない?
バッテリーは着脱式クイックスワップなので、予備バッテリーで即交換できます。25kgの軽量ボディを活かしたアクロバティックな動きは消費電力が大きいため、稼働時間は短めです。開発・テスト用途では十分な時間です。
R1で何ができますか?
走行、側転、バク転、逆立ち、スピンキックなどのダイナミックな動作が可能です。ROS 2対応で独自のAIモデル開発もできます。ただし、標準モデルにはハンド(手)がないため、物体の操作は限定的です。
まとめ
Unitree R1は、$4,900からという圧倒的な低価格と、側転やバク転までこなす運動性能で、ヒューマノイドロボットの入門障壁を大きく下げた製品です。100 TOPSの演算能力とROS 2対応により、開発者にとって魅力的な実験プラットフォームとなっています。
2026年4月の出荷開始により、ヒューマノイドロボットは「研究室の高額機器」から「個人が手に届く開発ツール」へと変わりつつあります。
ヒューマノイドロボットの全体像については「ヒューマノイドロボット完全ガイド【2026年最新版】」で体系的にまとめています。
本記事の情報は公開情報に基づいて作成しています。正確性には万全を期していますが、最新情報は各社公式サイトをご確認ください。
