ヒューマノイドロボット比較表【2026年4月最新】主要13機種のスペック一覧

ヒューマノイドロボット10機種スペック比較のイメージ 比較・スペック・価格

(最終更新: 2026年4月19日)

この記事のポイント
  • 主要13機種のスペック(身長・重量・自由度・稼働時間・価格)を一覧表で比較
  • 今すぐ購入可能なのはUnitree G1($13,500〜)、R1($4,900〜)、1X NEO($20,000)の3機種
  • 自由度最多はApptronik Apollo(71 DOF全身)・NEO(75 DOF)、触覚最高感度はSanctuary Phoenix(5 mN)
  • 商用実績先行はAgility Digit(GXO 10万トート搬送)、Figure 02(BMW)、Apptronik Apollo(Mercedes)
  • 用途別(研究・産業・家庭・物流)の選び方ガイドと2026年の市場動向も解説

ヒューマノイドロボット13機種スペック比較表

2026年4月時点で存在する主要なヒューマノイドロボット13機種を、スペック横並びで一覧にしました。価格順に並べています。

機種企業身長重量自由度稼働時間価格出荷状況
Unitree R1Unitree(中国)121cm25kg26 DOF約1時間$4,900〜2026年4月出荷
Unitree G1Unitree(中国)132cm35kg23〜43軸約2時間$13,500〜販売中
1X NEO1X Technologies(ノルウェー/米国)167cm30kg75 DOF4時間$20,0002026年配送開始
Figure 03Figure AI(米国)168cm61kg非公開約5時間約$20,000(目標)2026年後半(限定)
Tesla Optimus Gen 3Tesla(米国)173cm57kg28 DOF(+手44 DOF)6〜8時間$20,000〜$30,000(目標)量産初期(自社向け)
Figure 02Figure AI(米国)168cm70kg28 DOF約5時間約$130,000(リース推定)BMW工場で運用中
Agility DigitAgility(米国)175cm63.5kg28 DOF最大8時間約$25万(RaaS中心)GXO・トヨタ等で商用運用中
Apptronik ApolloApptronik(米国)173cm72.5kg71 DOF4h/パック(1日22h)量産時$5万未満目標Mercedes-Benz・GXO・Jabil導入
Sanctuary PhoenixSanctuary AI(カナダ)170cm70kgハンド21 DoF油圧非公開$65,000〜Magna International連携
GR-2Fourier(中国)175cm63kg53 DOF非公開非公開限定出荷中
AtlasBoston Dynamics(米国)190cm90kg56 DOF4時間非公開2026年出荷(Hyundai/DeepMind向け)
T-HR3トヨタ(日本)150cm75kg32 DOF非公開非売品研究用のみ

各スペックは公式サイト・公開情報に基づいています。「非公開」は公式未発表のデータです。価格は2026年3月時点。

各機種の概要と特徴

Unitree R1 — ,900〜の最安ヒューマノイド

Unitree R1は、身長121cm・重量25kgの超軽量ヒューマノイドです。$4,900からという価格は「ヒューマノイドロボットを持ちたい」すべての人にとって最もハードルが低い選択肢です。

最大の特徴はアクロバティックな運動性能。側転、バク転、逆立ち、スピンキックが可能で、25kgの軽さがこの動きを実現しています。ROS 2対応で開発プラットフォームとしても使えますが、稼働時間は約1時間と短く、ハンド(手)は標準非搭載です。

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Unitree G1 — 研究・教育のスタンダード

Unitree G1は、132cm・35kgのコンパクトサイズに23軸(EDU版は最大43軸)の自由度を備えた研究向けロボットです。$13,500〜で購入可能、日本ではTechShare株式会社が正規代理店として日本語サポートを提供しています。

EDU版ではNVIDIA Jetson Orin GPU搭載、Dex3-1ハンド(3指、7自由度)追加が可能。2026年3月にはVLAモデル「UnifoLM-VLA-0」がオープンソース化され、研究コミュニティでの活用が広がっています。

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1X Technologies NEO — 世界初の家庭用ヒューマノイド

NEOは167cm・30kgで、全身75 DOFという圧倒的な自由度を持つ家庭用ロボットです。$20,000(Early Access)または月額$499のサブスクリプションで利用でき、2026年に米国で配送が開始されます。

テンドン駆動による22dBの静音性、ピンチプルーフ関節による安全性、島精機製作所(和歌山)製のニットスーツによる親しみやすいデザインが特徴です。ハンドはIP68防水で、食器洗いなどの水回り作業にも対応します。

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Figure 02 / Figure 03 — BMW実績と家庭への進出

Figure AIは産業用のFigure 02と家庭用のFigure 03の2ラインを展開しています。

Figure 02は168cm・70kgで、BMW Manufacturing(米国)の自動車製造ラインで30,000台以上のBMW X3生産に貢献した実績を持ちます。独自AI「Helix」(VLAモデル)を搭載し、デュアルNVIDIA RTX GPUでオンボード推論を行います。

Figure 03は02をベースに家庭向けに再設計されたモデルで、61kg(02比9%軽量)、ソフトテキスタイル外装、ワイヤレス誘導充電(足部コイル2kW)を採用。指先のセンサーは3gの力を検知できる精度で、繊細な物体の取り扱いが可能です。目標価格は約$20,000。

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Tesla Optimus Gen 3 — 量産力で市場を変える

Tesla Optimusは173cm・57kgで、6-8時間という最長の稼働時間を実現しています。Gen 3では片手22 DOF・25アクチュエータのハンドが搭載され、テンドン駆動による繊細な操作が可能です。

最大の武器はTeslaの大規模製造能力。Fremont工場でのModel S/X生産ラインをOptimus生産に転換する計画が進行中で、Giga Texasには年間1,000万台規模の専用工場も建設中です。目標価格は$20,000〜$30,000ですが、現時点の製造コストは$50,000〜$100,000と推定されています。

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Boston Dynamics Atlas — スペック最強の産業用

Atlasは190cm・90kgと最大サイズで、56 DOFは現行機種中で最多です。可搬重量は瞬間50kg・持続30kgで他機種を圧倒し、IP67防水・-20〜40°C対応という堅牢性も備えています。

CES 2026でCNET「Best Robot」を受賞し、Google DeepMindとのAIパートナーシップ(Gemini Robotics VLAモデル統合)も発表されました。2026年の生産分はHyundai RMACとGoogle DeepMindへの出荷で全数コミット済みで、追加顧客の受付は2027年からです。

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Agility Robotics Digit — 物流に特化

Digitは175cm・63.5kgで、物流倉庫での箱の仕分け・搬送に特化した設計です。トヨタのカナダ工場(TMMC)にも7台導入されており、RaaS(Robot as a Service)モデルで提供されています。Amazon等とも提携しており、物流領域でのヒューマノイド導入の先行事例を築いています。

Fourier GR-2 — 中国発の53 DOF

GR-2は175cm・63kgで、53 DOFの自由度を持つ中国Fourier社のヒューマノイドです。リハビリ・医療分野に強みを持ち、ハンドは12 DOF(前世代の2倍)に進化。SoftBank Vision Fund IIからの出資を受けており、グローバル展開を進めています。

トヨタ T-HR3 — 日本の研究プラットフォーム

T-HR3は150cm・75kg・32 DOFのトヨタ製研究用ヒューマノイドです。マスター操縦システムによる遠隔操作が特徴で、介護支援や災害対応を想定した研究に使われています。商用販売はなく、TRI(Toyota Research Institute)経由でBoston DynamicsのAtlasを使ったAI研究も並行して進めています。

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スペック別で見る注目ポイント

最も軽量:Unitree R1(25kg)

R1は全機種中で最軽量。25kgは成人が片手で持ち上げられる重さで、研究室内の移動も容易です。この軽さが側転やバク転を可能にしています。ただし稼働時間は約1時間と最短で、着脱式バッテリーで補う設計です。

最多自由度:1X NEO(75 DOF)

NEOの75 DOFは2位のAtlas(56 DOF)を大きく引き離しています。内訳は手44 DOF + 腕14 DOF + 首3 DOF + 脊椎2 DOF + 脚12 DOFで、特にハンドの片手22 DOFは人間の手に近い柔軟性です。

最長稼働:Tesla Optimus(6-8時間)

Optimusの6-8時間は2位(Figure 02/03の約5時間)を大きく上回ります。2.3 kWhバッテリーと座位100W・歩行時最大500Wの省電力設計により、工場の1シフト(8時間)をほぼカバーできる設計です。

最大可搬重量:Atlas(50kg)

瞬間50kg・持続30kgの可搬重量はAtlasの独壇場です。2位のFigure 02(25kg)の2倍。IP67防水と-20〜40°C対応により、屋外や水回りの過酷な環境でも運用可能です。

最安価格:Unitree R1(,900〜)

R1 Airの$4,900(約75万円)は、2024年のNASAロボット($150万)と比べると300分の1。ヒューマノイドロボットが「個人が買える価格」に初めて到達した製品です。

用途別おすすめガイド

研究・教育用

おすすめ価格理由
Unitree G1 EDU要問合せ最大43軸、Jetson Orin対応、ROS対応。二次開発に最適
Unitree R1$4,900〜最も安価。ROS 2対応。動的歩行の研究に

大学の研究室やロボティクスの教育現場では、Unitree G1 EDUが最も汎用性の高い選択肢です。最大43軸の自由度とJetson Orin GPUにより、歩行制御からAI制御の実験まで幅広い研究に対応できます。予算が限られる場合はR1($4,900〜)で動的歩行の基礎研究から始めることも可能です。

産業用(製造ライン・物流)

おすすめ価格理由
Atlas非公開56 DOF、IP67、可搬50kg。最も堅牢
Figure 02約$130,000BMW工場での大規模運用実績

製造ラインでの導入実績があるのはFigure 02(BMW工場)とDigit(トヨタ、Amazon等)です。可搬重量と堅牢性を最優先するならAtlasが最適ですが、2026年の出荷は全数コミット済みで、新規顧客の受付は2027年からです。

家庭用

おすすめ価格理由
1X NEO$20,000 / $499月額2026年配送開始。30kg軽量・静音22dB
Figure 03約$20,000(目標)2026年後半配備。ソフト外装・ワイヤレス充電

2026年に家庭に導入できるのは1X NEOとFigure 03の2機種です。NEOの方が先に配送が始まり、月額$499のサブスクモデルで初期投資を抑えた導入も可能。Figure 03はワイヤレス充電と触覚センサー(3g検知)が魅力ですが、配備は限定パートナー向けです。

2026年のヒューマノイドロボット市場

Goldman Sachs Researchの2025年11月レポートによると、ヒューマノイドロボット市場は急拡大のフェーズに入っています。

指標2025年2026年(予測)2030年(予測)2035年(予測)
出荷台数1〜2万台5〜10万台25万台以上140万台
市場規模約$19〜29億—$40〜152億$380億
製造コスト$30,000〜$150,000年40%で低下中—$15,000〜$20,000

2026年は「量産元年」と呼べる年です。Unitreeは1〜2万台、Tesla Optimusは約10万台の出荷を計画しており、ヒューマノイドロボットが研究対象から実用製品へと転換する転換点を迎えています。

製造コストは年40%のペースで低下しており(Goldman Sachs)、この速度が続けば2030年前後には$15,000〜$20,000(約230〜305万円)で高性能なヒューマノイドが購入できるようになる見込みです。

よくある質問(FAQ)

今すぐ購入できるヒューマノイドロボットはどれですか?

2026年3月時点で購入可能なのはUnitree G1($13,500〜)とUnitree R1($4,900〜、4月出荷)です。1X NEO($20,000)も予約受付中で2026年中に配送予定です。

最も安いヒューマノイドロボットはどれですか?

Unitree R1 Airの$4,900(約75万円)が最安です。次いでUnitree G1の$13,500(約200万円)、1X NEOの$20,000(約310万円)の順です。

家庭用として使えるロボットはありますか?

1X NEOとFigure 03が家庭用として設計されています。NEOは2026年配送開始($20,000)、Figure 03は2026年後半に限定配備予定です。Tesla Optimusも将来的に家庭向け販売を目指しています。

スペックで最も優れたロボットはどれですか?

用途によって異なります。自由度ならNEO(75 DOF)、稼働時間ならOptimus(6-8時間)、可搬重量ならAtlas(50kg)、手の精巧さならOptimus Gen 3(片手22 DOF)がそれぞれトップです。

日本で購入できるのはどれですか?

Unitree G1は日本代理店(TechShare株式会社)から日本語サポート付きで購入可能です。R1もUnitree公式ショップから購入できます。他の機種は日本での正式販売は未定です。

まとめ

2026年のヒューマノイドロボット市場は、$4,900のUnitree R1から非公開価格のBoston Dynamics Atlasまで、幅広い価格帯と用途をカバーする10機種が出揃いました。

研究用ならUnitree G1/R1、産業用ならAtlasかFigure 02、家庭用なら1X NEOかFigure 03と、用途に応じた選択肢が初めて明確になった年です。Goldman Sachsの予測では2026年の出荷台数は5万〜10万台に達し、製造コストは年40%で下がり続けています。

ヒューマノイドロボットが「研究対象」から「実用製品」に変わる転換点。どの機種を選ぶかは、あなたの用途と予算で決まります。

ヒューマノイドロボットの全体像については「ヒューマノイドロボット完全ガイド【2026年最新版】」で体系的にまとめています。

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