Unitree G1とは?スペック・価格・購入方法を徹底解説【2026年最新】

Unitree G1 ヒューマノイドロボットのイメージイラスト 個別企業・製品

(2026年3月時点の情報です)

この記事のポイント
  • Unitree G1は身長127cm・重量35kg・23軸自由度の小型ヒューマノイドロボット
  • 価格は$13,500〜(標準モデル)。日本ではTechShare社が正規代理店
  • 2026年3月、Unitree社が上海証券取引所にIPO申請(約610億円規模)
  • 模倣学習・強化学習によるAI制御を搭載。EDU版は二次開発にも対応

Unitree G1とは

Unitree G1は、中国Unitree Robotics(宇樹科技)が2024年に発表した小型ヒューマノイドロボットです。身長127cm・重量約35kg・23軸の自由度を持ち、$13,500からという価格帯で研究・教育市場をターゲットにしています。四足歩行ロボットの世界販売トップシェアを持つUnitree社が、ヒューマノイド市場に本格参入した製品として注目を集めています。

Unitree Roboticsは2016年に設立され、CEO Wang Xingxing氏のもとで急成長を遂げました。特許出願200件以上、認可180件以上という技術力を背景に、Go2やB2などの四足歩行ロボットで市場を開拓。2023年にはH1ヒューマノイドを発売し、2024年にG1で小型・低価格路線を確立しました。

Unitree G1

出典: Unitree Robotics

Unitree G1のスペック表

項目標準モデルEDU版
身長(起立時)1,320mm1,320mm
身長(折畳時)690mm690mm
幅×奥行450×200mm450×200mm
重量約35kg(バッテリー込み)約35kg(バッテリー込み)
自由度23軸最大43軸
脚の自由度片脚6軸片脚6軸
腕の自由度片腕5軸片腕5軸
腰の自由度1軸最大3軸
ハンド—Dex3-1(3指、最大7自由度、オプション)
膝関節最大トルク90N·m120N·m
腕最大荷重約2kg約3kg
バッテリー13直列リチウム、9,000mAh、クイックリリース
稼働時間約2時間
プロセッサ8コア高性能CPU8コア高性能CPU
GPU—NVIDIA Jetson Orin(オプション)
センサー深度カメラ + 3D LiDAR
マイク4マイクアレイ
通信WiFi 6 + Bluetooth 5.2
価格$13,500 USD要問合せ
保証8ヶ月18ヶ月

スペックはUnitree公式サイトに基づいています(2026年3月時点)。

標準モデルとEDU版の最大の違いは自由度です。標準の23軸に対し、EDU版は最大43軸まで拡張可能。腰関節が3軸に増え、Dex3-1ハンド(3指・7自由度)をオプションで追加できます。研究開発用途にはEDU版が適しています。

Unitree G1の特徴・技術的な強み

力制御による精密マニピュレーション

G1の関節には産業グレードのクロスローラーベアリングが採用されています。力制御と位置制御のハイブリッド方式により、物体を壊さずに掴む繊細な動作が可能です。EDU版では腕の最大荷重が約3kgまで対応し、軽作業にも使えるスペックです。

AI制御:模倣学習・強化学習・VLAモデル

G1は模倣学習と強化学習を組み合わせたAI制御を搭載しています。人間の動作をカメラで観察し、それを再現する模倣学習により、プログラミングなしで新しい動作を習得できます。

2026年3月には、Unitree社がVision-Language-Actionモデル「UnifoLM-VLA-0」をオープンソースで公開しました。このモデルにより、G1は薬瓶のキャップ開閉、荷物の梱包、工具の整理など12カテゴリの複雑な操作を単一のポリシーで実行可能になっています。

二次開発対応(EDU版)

EDU版はNVIDIA Jetson Orin GPUをオプションで搭載でき、独自のAIモデルや制御アルゴリズムの開発が可能です。OTA(無線アップデート)にも対応しており、ソフトウェアを遠隔で更新できます。なお、二次開発はEDU版のみの対応で、標準モデルでは利用できません。

Unitree G1の最新動向【2026年】

Unitree Roboticsは2026年に入り、大きな動きが続いています。

IPO申請(2026年3月20日): Unitree Roboticsが上海証券取引所にIPO申請を行いました。調達目標は42億元(約610億円)。2025年の営業収入は前年比335%増の17.08億元、純利益は674%増と急成長しています。

Amazon US販売開始: G1がAmazon.comで$17,990で販売開始されました。公式ストアの$13,500と比較すると割高ですが、Amazonの配送・サポート網を活用できるメリットがあります。

2026年出荷計画: Unitree社は2026年に1万〜2万台のヒューマノイドロボット出荷を計画しています。2025年の工場出荷は約6,500台で、前年から大幅な増産体制を構築中です。

春節パフォーマンス(2026年2月): 天壇公園で49体のヒューマノイドロボットによるシンクロ武術デモを実施。2025年の春節特番(24体)からさらにスケールアップし、大きな話題となりました。

競合ロボットとの比較

項目Unitree G1Figure 02Tesla Optimus
企業Unitree Robotics(中国)Figure AI(米国)Tesla(米国)
身長132cm168cm173cm
重量約35kg70kg57kg
自由度23〜43軸28 DOF28 DOF(+手44 DOF)
価格$13,500〜約$130,000(リース推定)$20,000〜$30,000(目標)
特徴小型・低価格・購入可能BMW工場で商業運用中量産開始(自社工場向け)

G1の最大の差別化ポイントは、今すぐ購入できることです。Figure 02やTesla Optimusは一般販売されていませんが、G1は公式サイトやAmazonから購入可能です。一方、サイズは競合より小型(132cm)で、産業用途ではフルサイズ機と用途が異なります。

日本での購入方法・価格

日本ではTechShare株式会社がUnitree Roboticsの正規代理店を務めています。

  • 代理店: TechShare株式会社
  • 価格: $13,500 USD〜(標準モデル)。EDU版は要問合せ
  • サポート: 日本語でのサポート・技術相談が可能

TechShareでは「2次開発できる小型ヒューマノイドロボット」として販売されており、大学・研究機関への導入実績があります。購入前の技術相談にも対応しているため、研究用途での導入を検討する場合はまず問い合わせることをおすすめします。

価格は2026年3月時点の情報です。最新の価格は公式サイトでご確認ください。

よくある質問(FAQ)

Unitree G1の価格はいくらですか?

標準モデルが$13,500 USD(約200万円)、EDU版は要問合せです。Amazon USでは$17,990で販売されています。日本ではTechShare株式会社が正規代理店として取り扱っています。

Unitree G1は日本で購入できますか?

はい。TechShare株式会社がUnitree Roboticsの日本正規代理店です。日本語でのサポートや技術相談にも対応しています。

Unitree G1で何ができますか?

二足歩行、物体の把持・操作、模倣学習による新しい動作の習得が可能です。EDU版では独自のAIモデル開発や二次開発にも対応しています。研究・教育用途が主な想定ですが、VLAモデルにより梱包や整理などの実用タスクも実行可能になっています。

標準モデルとEDU版の違いは何ですか?

最大の違いは自由度です。標準モデルは23軸、EDU版は最大43軸まで拡張可能です。EDU版はNVIDIA Jetson Orin GPU搭載(オプション)、Dex3-1ハンド追加、膝関節トルク120N·m(標準は90N·m)など、研究開発向けの拡張性が充実しています。

Unitree G1のサイズ・重さは?

起立時の身長は1,320mm(約132cm)、折畳時は690mm。重量は約35kg(バッテリー込み)です。幅450mm×奥行200mmとコンパクトで、折り畳んで持ち運ぶことも可能です。

まとめ

Unitree G1は、$13,500という価格で今すぐ購入できる数少ないヒューマノイドロボットです。23軸の自由度、模倣学習によるAI制御、2時間の連続稼働といったスペックを備え、研究・教育市場で急速に存在感を高めています。

2026年に入り、Unitree Roboticsは上海証券取引所へのIPO申請、Amazon USでの販売開始、VLAモデルのオープンソース化など、事業拡大を加速させています。ヒューマノイドロボット市場の成長とともに、G1の用途は研究開発から実用分野へと広がっていくことが見込まれます。

ヒューマノイドロボットの全体像は「ヒューマノイドロボット完全ガイド【2026年最新版】」、13機種のスペック比較は「ヒューマノイドロボット比較表」で体系的にまとめています。産業用の有力競合としてAgility Digit・Apptronik Apollo・Sanctuary Phoenixの解説記事も参照できます。G1のオープンソースVLAモデルが属する技術領域はフィジカルAIとは?とフィジカルAI×強化学習をあわせてご覧ください。

本記事の情報は公開情報に基づいて作成しています。正確性には万全を期していますが、最新情報は各社公式サイトをご確認ください。