(**最終更新: 2026年4月19日** / 時価総額・評価額は概算・変動します)
- 世界のヒューマノイドロボット主要企業48社を国・製品・資金調達額・最新動向で一覧比較(2026年4月時点)
- 上場企業の関連銘柄(Tesla・NVIDIA・UBTECH・XPeng・SoftBank等)のティッカーと時価総額を掲載
- Figure AI(評価額$390億)、Skild AI(評価額$140億)、Physical Intelligence(評価額$56億)など最新の大型ラウンドをカバー
- 日本のサプライチェーン関連銘柄(ハーモニック・ドライブ、ファナック、安川電機、ナブテスコ、村田製作所等)を完全網羅
- 2026年Q1の業界ハイライト(量産開始・CES 2026・大型調達・M&A)を時系列で整理
- 世界初のヒューマノイド専用ETF「HUMN」を含む投資手段を紹介
2026年Q1 業界トピック(要点)
2026年第1四半期は、ヒューマノイドロボット業界にとって「量産元年」とも呼べる節目となりました。主要トピックは以下の通りです:
- 量産・商用ローンチ4件: Tesla Optimus Gen 3(Fremont)、1X NEO Gamma、Boston Dynamics 電動Atlas、UBTECH Walker S2
- 大型調達5件: Apptronik $5.2億(日本郵政キャピタル参加)、Galbot 25億元、Skild AI、Physical Intelligence、Fourier
- M&A・大型投資: SoftBank×ABB、Hyundai $260億米国投資計画、Samsung×Rainbow子会社化
- 商用契約: トヨタカナダ工場のAgility Digit 7台導入など
これらの動きは、投資家にとって「完成品メーカー」「AIプラットフォーマー」「部品サプライヤー」「インテグレーター/M&A」という4つの切り口で関連銘柄を選定できる環境が整いつつあることを示唆しています。
ヒューマノイドロボット企業48社一覧【2026年4月版】
Goldman Sachsの予測によると、ヒューマノイドロボット市場は2035年に$380億規模に達し、出荷台数は140万台に上る見通しです(Goldman Sachs Research)。この成長を牽引する世界の主要企業48社を、完成品メーカー・AI基盤・部品サプライヤー・インテグレーターの4レイヤーで網羅します。
完成品メーカー(二足歩行ヒューマノイド)
| # | 企業名 | 国 | 主力製品 | ステージ | 調達額・評価額 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | Tesla | 米国 | Optimus Gen 3 | 量産開始(2026/1) | 上場(TSLA、時価総額 約$1.4兆) |
| 2 | Figure AI | 米国 | Figure 02 / 03 | 量産中(BMW稼働) | 未上場 $19億 / 評価額$390億 |
| 3 | Boston Dynamics | 米国 | Atlas(電動版) | 量産開始(2026) | Hyundai子会社(買収額$11億) |
| 4 | Agility Robotics | 米国 | Digit | 量産中(商用導入済) | 未上場 $6.4〜6.8億 / 評価額$21.2億 |
| 5 | Apptronik | 米国 | Apollo | 商用パイロット | 未上場 $10億超 / 評価額$55億 |
| 6 | 1X Technologies | ノルウェー/米 | NEO Gamma | 商用パイロット(2026年配送開始) | 未上場 $1.25億〜 / 評価額$82億目標 |
| 7 | Sanctuary AI | カナダ | Phoenix | 商用パイロット | 未上場 $1.4億以上 |
| 8 | NEURA Robotics | ドイツ | 4NE1 | 量産開始(2026年出荷) | 未上場(Porsche Design共同、€98,000) |
| 9 | Engineered Arts | 英国 | Ameca | 量産中 | 未上場(ブートストラップ) |
| 10 | PAL Robotics | スペイン | TALOS / KANGAROO | 量産中(研究機関向け) | 未上場 |
| 11 | Hanson Robotics | 香港 | Sophia | 量産中 | 未上場 $2,170万 |
| 12 | Unitree Robotics | 中国 | G1 / H1 / R1 | 量産中(出荷中) | 未上場(非公開) |
| 13 | UBTECH Robotics | 中国 | Walker S2 | 量産中(受注8億元超) | 上場(9880.HK、IPO時$50億) |
| 14 | XPeng Robotics | 中国 | IRON | 商用パイロット(工場テスト) | 上場(XPEV、ロボ投資$138億) |
| 15 | Fourier Intelligence | 中国 | GR-2 | 量産中(医療/研究) | 未上場 $2.46億以上 |
| 16 | Xiaomi | 中国 | CyberOne | プロトタイプ | 上場(1810.HK) |
| 17 | Galbot(銀河通用) | 中国 | Galbot G1 | 量産中(数千台規模) | 未上場 $6.63億以上 / 評価額$30億 |
| 18 | Agibot(智元機器人) | 中国 | A2 / X2 / G2 | 量産中(世界シェア1位) | 未上場(2025年5,168台出荷) |
| 19 | Kepler(開普勒) | 中国 | Forerunner K1/S1/D1 | 商用パイロット | 未上場(目標価格$30K、40DOF) |
| 20 | LimX Dynamics | 中国 | CL-1 | 商用パイロット | 未上場(中東・米国展開中) |
| 21 | Leju Robot(楽聚) | 中国 | KUAVO | 量産中 | 未上場(CES 2026出展) |
| 22 | BYD | 中国 | 自社工場用 | プロトタイプ→量産計画 | 上場(1211.HK、2026年2万台導入計画) |
| 23 | DOBOT | 中国 | ATOM | 商用パイロット | 上場(工業・教育・研究) |
| 24 | Rainbow Robotics | 韓国 | RB-Y1 | 商用パイロット | 上場(Samsung子会社化) |
| 25 | LG Electronics | 韓国 | CLOiD | プロトタイプ(CES 2026発表) | 上場(066570.KS) |
| 26 | Hyundai Motor Group | 韓国 | Atlas(BD経由) | 量産開始(2026年) | 上場(005380.KS、$260億投資計画) |
| 27 | トヨタ自動車 | 日本 | T-HR3 / Avatar | 研究段階(TRI $1B) | 上場(7203、東証プライム) |
| 28 | Honda(本田技研) | 日本 | Avatar Robot | 研究段階(2030年代目標) | 上場(7267、東証プライム) |
| 29 | 川崎重工業 | 日本 | Kaleido 9 | プロトタイプ(9代目) | 上場(7012、東証プライム) |
| 30 | THK / SEED Solutions | 日本 | SEED-Noid | 受注販売中 | 上場(6481、東証プライム) |
| 31 | テムザック / KyoHA | 日本 | 開発中(2026年プロト) | 研究段階 | 未上場(KyoHA連合体) |
| 32 | ドーナッツロボティクス | 日本 | cinnamon 1 | 商用パイロット | 未上場 |
| 33 | カワダロボティクス | 日本 | NEXTAGE | 量産中(双腕協働) | 未上場 |
| 34 | Telexistence | 日本 | TX SCARA / Model-T | 商用導入済(ファミマ等) | 未上場 |
| 35 | ugo | 日本 | ugo Pro | 量産中(警備・点検) | 未上場 約16.5億円 |
| 36 | SoftBank Robotics | 日本 | Pepper終了→ABB買収 | 事業転換中 | 親会社9984、ABB買収$53.75億 |
| 37 | ABB Robotics | スイス | 産業用ロボット群 | 量産中 | SoftBank買収中($54億) |
AI基盤・ソフトウェアレイヤー
| # | 企業名 | 国 | 主力製品 | ステージ | 調達額・評価額 |
|---|---|---|---|---|---|
| 38 | NVIDIA | 米国 | GR00T / Isaac / Jetson Thor | 量産中 | 上場(NVDA、時価総額約$4.3兆) |
| 39 | Skild AI | 米国 | Skild Brain | 商用展開中 | 未上場 $14億調達 / 評価額$140億 |
| 40 | Physical Intelligence(π) | 米国 | π0 | 研究→商用 | 未上場 評価額$56億 |
| 41 | Google DeepMind | 米国 | Gemini Robotics | 研究→商用(BD連携) | 親会社GOOGL |
| 42 | Field AI | 米国 | EDGE | 商用展開中 | 未上場 $4.05億 / 評価額$20億 |
| 43 | Sarcos → Palladyne AI | 米国 | AIソフトウェアに転換 | 事業転換済 | 上場(PDYN) |
| 44 | Mujin | 日本 | MujinController | 商用展開中 | 未上場(ユニコーン候補) |
コンポーネント・部品サプライヤー
| # | 企業名 | 国 | 主力製品 | ステージ | 市場ポジション |
|---|---|---|---|---|---|
| 45 | ナブテスコ | 日本 | 精密減速機 | 量産中 | 上場(6268、世界シェア60%) |
| 46 | ハーモニック・ドライブ | 日本 | 波動歯車減速機 | 量産中 | 上場(6324、小型減速機世界トップ) |
| 47 | ファナック | 日本 | 産業用ロボット | 量産中 | 上場(6954、産業用ロボ世界最大) |
| 48 | 安川電機 | 日本 | サーボモーター | 量産中 | 上場(6506、サーボ世界4強) |
※ 他に Hyundai Mobis(韓国・Atlas用アクチュエータ)、LG Innotek(韓国・ビジョン)、村田製作所・マブチモーター・日本精工・ソニーG・ルネサスエレクトロニクス等の部品サプライヤーも投資対象として重要です(日本銘柄は本記事後半で詳述)。

カテゴリ別の注目企業
ヒューマノイドロボット業界は大きく3つのカテゴリに分類できます。
ロボットメーカー(自社開発・製造)
自社でヒューマノイドロボットのハードウェアを開発・製造している企業群です。Tesla Optimus、Figure AI、Boston Dynamics Atlas、Unitree G1などが代表的です。
Tesla Optimusは2026年1月にFremont工場で量産を開始し、年間約10万台の生産を目指しています。Figure AIはBMWスパータンバーグ工場でFigure 02が30,000台以上のBMW X3生産に貢献しており、商用実績で先行しています。各機種の詳細スペックは「ヒューマノイドロボット比較表【2026年版】」をご覧ください。
中国勢ではUBTECHのWalker S2が受注額8億元超で量産を開始し、Galbotは設立2年で評価額$30億に到達するなど、急成長が続いています。
個別企業の詳細は「Agility Digit完全ガイド」「Apptronik Apollo徹底解説」「Sanctuary Phoenix解説」「Tesla Optimus」「Figure AI」「Unitree G1」を、最新の業界動向は「2026年Q1決算・資金調達まとめ」をご参照ください。
AIプラットフォーマー(頭脳を提供)
自社でロボットを製造せず、ロボットの「頭脳」となるAI基盤やコンピュートを提供する企業です。
NVIDIAはGR00T基盤モデルとJetson Thorコンピュータを提供し、Figure AI、Boston Dynamics、Agility Roboticsなど業界の主要プレイヤーのほぼ全てが採用しています。Field AIは$4.05億を調達し、あらゆるロボットに自律性を提供する「ロボットブレイン」を開発中です。
技術面の深掘りは「フィジカルAIと強化学習」「VLAモデルとは」「NVIDIA GR00T完全ガイド」もあわせてご覧ください。
大手メーカー・コングロマリット
自動車・電機メーカーなどの大企業がロボティクス事業に参入するケースも増えています。
トヨタはTRI(Toyota Research Institute)を通じてBoston DynamicsのAtlasを活用したAI研究を推進し、カナダ工場ではAgility RoboticsのDigitを7台導入しています。SoftBank GroupはABBロボティクス部門を$53.75億で買収し、Pepper時代の消費者向けロボットから産業用AIロボットへと戦略を転換しました。
ヒューマノイドロボット関連銘柄:上場企業一覧
ヒューマノイドロボットに直接関連する上場企業の銘柄情報をまとめました。全データは各社公式IR情報および有価証券報告書に基づいています。
| 企業名 | ティッカー | 市場 | 時価総額(2026年3月時点) | ロボット事業の位置づけ |
|---|---|---|---|---|
| Tesla | TSLA | NASDAQ | 約$1.4〜1.5兆 | Optimus Gen 3量産開始(2026/1)、2026年CapEx $200億以上 |
| NVIDIA | NVDA | NASDAQ | 約$4.3兆 | GR00T / Jetson Thor / Isaac。Automotive & Robotics部門Q1売上$5.67億(YoY+73%) |
| Alphabet(Google DeepMind) | GOOGL | NASDAQ | 約$2.3兆 | Gemini Roboticsを提供。Boston DynamicsにVLAモデル提供 |
| Hyundai Motor Group | 005380.KS | 韓国取引所 | 約$55兆KRW | Boston Dynamics親会社(80%保有)。米国に$260億投資計画 |
| SoftBank Group | 9984 | 東証プライム | 約23兆円 | ABBロボティクス買収($53.75億)。Skild AIに$14億出資 |
| トヨタ自動車 | 7203 | 東証プライム | 約55兆円 | TRI経由のAI研究、Agility Digit導入。T-HR3は研究用 |
| Honda | 7267 | 東証プライム | 約9兆円 | Avatar Robot(2030年代実用化目標)。ASIMO技術を転用 |
| UBTECH Robotics | 9880 | 香港取引所 | 約$70億HKD | Walker S2量産中。ヒューマノイド専業で世界初上場 |
| Xiaomi | 1810 | 香港取引所 | 約$1.6兆HKD | CyberOne開発中。スマートホーム統合を志向 |
| XPeng | XPEV | NYSE / HKEX | 約$140億 | IRON量産目標2026年末。20年間$138億の投資計画 |
| BYD | 1211.HK | 香港取引所 | 約$1.3兆HKD | 自社工場にヒューマノイド2万台導入計画(2026年) |
| Samsung Electronics | 005930.KS | 韓国取引所 | 約$400兆KRW | Rainbow Robotics子会社化($2.67億投資)。2030年AI工場化 |
| LG Electronics | 066570.KS | 韓国取引所 | 約$15兆KRW | CLOiDをCES 2026発表。「Zero Labor Home」構想 |
| Rainbow Robotics | 277810.KQ | KOSDAQ | 約$3兆KRW | RB-Y1量産パイロット。Samsungが大株主 |
| ファナック | 6954 | 東証プライム | 約4兆円 | 産業用ロボット世界最大。AI×ロボットアームの開発を推進 |
| 安川電機 | 6506 | 東証プライム | 約1兆円 | サーボモーター世界トップシェア。ヒューマノイドのアクチュエータに転用 |
| 川崎重工業 | 7012 | 東証プライム | 約9,000億円 | Kaleido 9を開発。産業用ロボットとの技術シナジー |
| THK | 6481 | 東証プライム | 約4,000億円 | SEED-Noidプラットフォーム。LMガイド世界トップシェア |
| ハーモニック・ドライブ | 6324 | 東証プライム | 約3,500億円 | 精密減速機世界シェア約50%。ヒューマノイドETF HUMN上位組入 |
| ナブテスコ | 6268 | 東証プライム | 約5,000億円 | 精密減速機(RV)世界シェア60%。産業用ロボット向け大手 |
| Palladyne AI(旧Sarcos) | PDYN | NASDAQ | 約$2億 | ハードウェア終了、AIソフトウェアに転換 |
※ 時価総額は2026年4月時点の概算(為替・株価により変動)。投資判断の際は各社公式IRおよび最新の株価情報をご確認ください。
※時価総額は変動するため、投資判断の際は最新の情報をご確認ください。
注目の未上場企業と資金調達動向
2024〜2025年にかけて、ヒューマノイドロボット分野へのVC投資は急拡大しました。Crunchbaseによると、ロボティクス関連スタートアップへの投資は2025年上半期だけで$60億以上に達し、2026年Q1も複数の大型ラウンドが続いています。
| 企業名 | 最新ラウンド | 調達額 | 評価額 | 主要投資家 |
|---|---|---|---|---|
| Skild AI | Series B(2025) | $14億 | $140億 | SoftBank, NVIDIA, Foxconn連携 |
| Physical Intelligence(π) | Series B(2025) | 非公開 | $56億 | 汎用ロボットAI最有力 |
| Figure AI | Series C(2025/09) | $10億 | $390億 | Intel, NVIDIA, Qualcomm, T-Mobile, Microsoft, OpenAI |
| Apptronik | Series A+(2026/03) | $5.2億 | $55億 | Google, Mercedes-Benz, 日本郵政キャピタル |
| Galbot | 最新ラウンド(2026/03) | 25億元 | $30億 | 国家AI産業投資基金, 中国石化集団 |
| Agility Robotics | Series C(2025/03) | $4億 | $21.2億 | WP Global, SoftBank, Sony Innovation Fund |
| Field AI | Series D(2025/08) | $4.05億 | $20億 | Temasek, Bezos Expeditions, NVIDIA Ventures |
| 1X Technologies | Series B2(交渉中) | 最大$10億 | $100億目標 | 未公表 |
| Fourier Intelligence | Series E(2025/01) | 約800億元 | 非公開 | 国信投資, 浦東創投 |
| Sanctuary AI | Series A(2023) | C$7,550万 | 非公開 | Magna International, Accenture Ventures |
| Agibot(智元機器人) | 複数ラウンド | 非公開 | 非公開 | 元Huawei「天才少年」創業、2025年世界シェア1位 |
| NEURA Robotics | Series B(2024) | €1.2億 | 非公開 | ドイツ・Porsche Design共同 |
Figure AIは設立わずか3年で評価額$390億に到達しており、これはJeff Bezos、Microsoft、NVIDIA、OpenAIなどテック大手からの大型出資が背景にあります。日本からは日本郵政キャピタルがApptronikのSeries Aに参加しており、物流業界への導入に向けた布石と見られています。
Unitree G1は$13,500からという低価格で市場を切り開いていますが、同社の詳細な資金調達情報は公開されていません。各製品の価格帯については「ヒューマノイドロボット価格帯ガイド」をご参照ください。
日本のサプライチェーン関連銘柄
ヒューマノイドロボットの部品・基盤技術を供給する日本企業は、完成品メーカーとは別の投資機会として注目されています。Goldman Sachsは、ヒューマノイドロボットの製造コストが年40%のペースで低下していると分析しており、部品サプライヤーの需要拡大が見込まれます。
| 企業名 | ティッカー | ロボット関連の強み |
|---|---|---|
| ハーモニック・ドライブ・システムズ | 6324(東証プライム) | 精密減速機(波動歯車装置)で世界シェア約50%。ロボット関節の軽量化に不可欠 |
| ファナック | 6954(東証プライム) | 産業用ロボット世界大手。AI×ロボットアームの開発を推進 |
| 安川電機 | 6506(東証プライム) | サーボモーター世界トップシェア。ヒューマノイドのアクチュエータに技術転用 |
| ナブテスコ | 6268(東証プライム) | 精密減速機の大手。産業用ロボット向けで高シェア |
| 村田製作所 | 6981(東証プライム) | センサー・電子デバイス。KyoHA創設メンバー |
| マブチモーター | 6592(東証プライム) | 小型モーター世界大手。KyoHA新規参画 |
| 日本精工(NSK) | 6471(東証プライム) | ベアリング世界大手。ロボット関節部品を供給 |
| ソニーグループ | 6758(東証プライム) | イメージセンサー世界シェア50%超。Agility RoboticsにSony Innovation Fundが出資 |
| ルネサスエレクトロニクス | 6723(東証プライム) | マイコン世界大手。KyoHAに新規参画 |
特にKyoHA(京都ヒューマノイドアソシエーション)には村田製作所、マブチモーター、カヤバ、NOK、ヒーハイスト、ルネサスエレクトロニクスなど日本の部品メーカー大手が多数参画しており、「純国産」ヒューマノイドのサプライチェーン構築が進んでいます(テムザック公式)。
Boston Dynamics AtlasのアクチュエータはHyundai Mobisが供給しており、自動車部品サプライチェーンのロボット転用も進行中です。
ヒューマノイドロボットETF
個別銘柄のリスクを分散したい場合、ロボティクス関連ETFという選択肢があります。
| ETF名 | ティッカー | 特徴 | 経費率 |
|---|---|---|---|
| Roundhill Humanoid Robotics ETF | HUMN | 世界初のヒューマノイド専用ETF。アクティブ運用。NVIDIA、ハーモニック・ドライブ等を組入 | 0.75% |
| Global X Robotics & AI ETF | BOTZ | ロボティクス・AI全般。産業用ロボット含む | 0.68% |
| ROBO Global Robotics & Automation ETF | ROBO | ロボティクス・オートメーション。中小型株も含む | 0.95% |
2025年6月に取引開始したHUMN(Roundhill Humanoid Robotics ETF)は、ヒューマノイドロボットに特化した世界初のETFです。NVIDIAやハーモニック・ドライブ・システムズなどが上位保有銘柄に含まれています(Roundhill Investments)。
※ETFの組入銘柄・経費率は変更される可能性があります。最新情報は運用会社の公式サイトでご確認ください。
よくある質問(FAQ)
ヒューマノイドロボット関連の銘柄にはどのようなものがありますか?
2026年4月時点の主要な上場関連銘柄は、ロボット本体メーカーがTesla(TSLA)、UBTECH(9880.HK)、XPeng(XPEV)、BYD(1211.HK)、LG Electronics(066570.KS)、Rainbow Robotics(277810.KQ)。AI基盤ではNVIDIA(NVDA)、Alphabet(GOOGL)、Palladyne AI(PDYN)。日本の部品サプライヤーではハーモニック・ドライブ(6324)、ファナック(6954)、安川電機(6506)、ナブテスコ(6268)、THK(6481)、川崎重工(7012)が注目されます。また、SoftBank Group(9984)やHyundai Motor Group(005380.KS)、Samsung(005930.KS)はロボティクス企業への大型投資・買収で間接的に関連します。
ヒューマノイドロボット企業に投資する方法は?
主に3つの方法があります。(1)上場企業の個別株を購入する(Tesla、NVIDIA、UBTECH等)。(2)ETFを購入する(HUMN、BOTZ、ROBO等)。(3)未上場企業への間接投資として、VC出資している上場企業の株式を購入する(SoftBank→Skild AI出資、Google→Apptronik出資など)。なお、投資判断はご自身の責任で行ってください。
日本のヒューマノイドロボット関連銘柄は?
完成品・プラットフォームではトヨタ(7203)、Honda(7267)、川崎重工(7012)、THK(6481)。部品・技術サプライヤーではハーモニック・ドライブ(6324、世界シェア50%)、ファナック(6954)、安川電機(6506)、ナブテスコ(6268、世界シェア60%)、村田製作所(6981)、マブチモーター(6592)、日本精工(6471)、ルネサスエレクトロニクス(6723)が主要銘柄。SoftBank Group(9984)はABBロボティクス買収($53.75億)とSkild AIへの$14億出資で、フィジカルAI分野の投資プレイヤーとして最大級の動きを見せています。
ヒューマノイドロボット市場は今後どのくらい成長しますか?
Goldman Sachsの2025年11月の予測では、2035年のヒューマノイドロボット市場規模は基本シナリオで$380億、楽観シナリオで$1,540億と見積もられています。MarketsandMarketsは2025〜2030年のCAGRを39.2%と予測しています。ただし、調査機関によって市場定義や対象範囲が異なるため、予測値には幅があります。
Figure AIやUnitreeなどの未上場企業に投資できますか?
一般個人が直接未上場企業に投資することは困難です。間接的な方法としては、これらの企業に出資しているVC・上場企業の株式を購入する方法があります。例えば、NVIDIAはFigure AI、1X、Field AI等に出資しており、SoftBankはAgility Robotics、Skild AIに出資しています。また、将来的にこれらの企業がIPOする可能性もあります。
まとめ:2026年4月時点の投資環境
ヒューマノイドロボット業界は、2026年1月のTesla Optimus Gen 3量産開始を起点に「量産元年」フェーズへ突入しました。本記事で整理した世界48社の構成を整理すると以下の通りです(2026年4月時点):
- 完成品メーカー(二足歩行型): 37社(米12・中11・日10・韓3・欧4)
- AI基盤・ソフトウェア: 7社(米6・日1)
- コンポーネント/部品: 4社(日本の精密機械大手)
投資アプローチとしては、以下の4つの切り口が主流になっています:
- 完成品メーカー: Tesla(TSLA)、UBTECH(9880.HK)、XPeng(XPEV)、Hyundai(005380.KS)、BYD(1211.HK)
- AIプラットフォーマー: NVIDIA(NVDA)、Alphabet(GOOGL)、Palladyne AI(PDYN)
- 部品サプライヤー: ハーモニック・ドライブ(6324)、ファナック(6954)、安川電機(6506)、ナブテスコ(6268)
- 間接投資・M&A: SoftBank(9984→Skild AI出資+ABB買収)、Samsung(005930.KS→Rainbow子会社化)、Hyundai Mobis
未上場企業ではFigure AI(評価額$390億)、Skild AI($140億)、Apptronik($55億)、Physical Intelligence($56億)、Galbot($30億)など、数十〜数百億ドル級の評価を受けるスタートアップが続々登場しており、2026年後半以降のIPO動向にも注目が集まっています。
Goldman Sachsの予測では、ヒューマノイドロボットの製造コストは年40%のペースで低下しており、2035年には市場規模$380億・出荷台数140万台に到達する見通しです。CES 2026ではAgibot、NEURA、LG CLOiD、Keplerなど新興プレイヤーが存在感を増しており、業界のプレイヤー構成は今後も流動的です。本記事は月次で更新予定です(次回更新: 2026年5月中旬)。
ヒューマノイドロボットの全体像については「ヒューマノイドロボット完全ガイド【2026年最新版】」で、技術レイヤーごとの企業整理はフィジカルAI関連企業30社まとめで体系的にまとめています。基盤技術を理解したい方はフィジカルAIとは?もあわせてどうぞ。
本記事の情報は公開情報に基づいて作成しています。正確性には万全を期していますが、最新情報は各社公式サイトをご確認ください。
参考文献
- Goldman Sachs Research「The global market for robots could reach $38 billion by 2035」
- Goldman Sachs Research「Global Automation: Humanoid Robot — The AI Accelerant」
- Crunchbase「Robotics Startup Funding Rises H1 2025」
- Crunchbase「AI Humanoid Robots Venture Funding 2024」
- MarketsandMarkets「Humanoid Robot Market」
- Figure AI「Production at BMW」
- Figure AI「Series C」
- First Futurist「Figure AI values itself at $39 billion」
- Yahoo Finance「Tesla’s Optimus robots enter mass production」
- SoftBank Group「SoftBank to acquire ABB Robotics」
- NVIDIA Newsroom「Physical AI to the Real World」
- テムザック「KyoHA 新規参画」
- THE BRIDGE「日本郵政キャピタルがApptronikに出資」
- TechCrunch「Toyota hires Agility humanoid robots」
- Caproasia「Galbot raised $300M at $3B valuation」
- PR Newswire「UBTECH Walker S2 mass production」
- Roundhill Investments「Humanoid Robotics ETF (HUMN)」
- TechCrunch「Field AI raises $405M」
